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当院セラミック治療例

1Dayセラミックとは?

ジルコニア単体のブロックから3Dプリンタで歯の型に削り出して製作された物が「フルジルコニア」です。色味は単色で断面もジルコニア単体のみから作られていますので、本物の歯のような象牙質、エナメル質、セメント質などの層状のリアルな質感は再現できません。
歯科用3Dスキャナー(歯の型取りを型取り材ではなくスキャンしてデータで取得する機器)があれば理論上は1~2日で完成しますが、前歯には不向きで不自然なツヤがあるのが欠点です。仕上がりはブリッジのような連結の歯では繋がっている感じが出やすく、マウスピースを入れたような仕上がりになる傾向があります。

当院で使用している3Dスキャナー

3Dスキャナー



その反面、ジルコニアセラミックはジルコニアの芯の上に象牙質と同色のセラミック、更にその上にエナメル質と同色のセラミックを職人(歯科技工士)が手作業で丹念にオーダーメイドで作った物であり、本物の歯に近い質感を出すことが可能です。希望であれば加齢による「独特な着色や色味」「ステイン」「亀裂やヒビ」なども再現可能なので両隣りの自分の歯の質感を出せます。よって製作日数は約10日と少し日数が必要となります。

1Dayセラミックとは?
フルジルコニアの画像です。天然歯とは異質の不自然な光の反射をします。

クリニックによっては・・・

「スーパーファインセラミック」「ダイヤモンドセラミック」「ピュアホワイトセラミック」「ピュアクリスタル」「プレミアムダイヤモンドセラミック」「e-max」等、患者様を混乱させる名称を付けている美容系クリニックがありますが、基本的にはフルジルコニアとジルコニアセラミックの違いを理解すれば宜しいかと思います。
他には「ハイブリッドセラミック」「メタルボンドセラミック」等がありますが、これらは裏打ちに金属を使用しているため歯肉が黒ずんで見えたりする欠点があり現在では美容目的としては不向きです。
また、セラミック矯正歯科と広告しているクリニックがありますが、健康な歯の神経を取り削る量も多く最終的な歯は不自然に白くマウスピースのような複数の歯が連結された仕上がりになる可能性が非常に高いです。数年後には再治療になる可能性も高い治療なので美容系クリニックの歯科は注意が必要です。本来の歯科矯正とは全く違う治療法です。

すべて税込みです。

治療例1

前歯2本は歯根しか残っていない状態で両隣りの前歯も欠損していたためインプラントにするか迷っていましたが、歯根をファイバーコアで補強してジルコニアセラミック(上級技工士作製)のブリッジで治療しました。

治療内容
ジルコニアセラミック(上級技工士)6本
ファイバーコア2本

治療費総額:¥1,181,400(税込価格)
通院回数5回
通院期間1ヶ月

治療結果には個人差があります。

6本連結のジルコニアセラミックです。つながっていることが分からないように精密、丁寧かつリアルに作られています。
このように本物の歯のような質感を再現するにはフルジルコニアやハイブリッドセラミックでは難しいです。

治療例2



治療内容:
ジルコニアセラミック2本
ファイバーコア1本

治療費総額:¥348,700(税込価格)
通院回数3回
通院期間3週間

治療結果には個人差があります。

治療例3

治療内容:
ジルコニアセラミック6本

治療費総額:¥924,000(税込価格)
通院回数3回
通院期間3週間

治療結果には個人差があります。

治療例4

下の前歯が先天欠損でインプラントを希望されて退院しましたが、両隣の歯根が近接しており最も細いインプラントでシミュレーションしても骨内で歯根に接触してしまうため、ジルコニアセラミック治療になりました。




治療内容:
ジルコニアセラミック4本

治療費総額:¥638,000(税込価格)
通院回数3回
通院期間3週間

治療結果には個人差があります。